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紹興貴酒が飲めるお店
撮影後記 第1回:旅への想い。
上海を初めて訪ねたのは20年位前だろうか。港町だけに中国の中でもここだけはいつ訪ねてもどこかオシャレな感じがする。最初に訪ねてちょっと変わっていると思ったのは若者たちが上からのぞくオートコードという二眼レフのカメラを使って彼女たちを撮っていたことだ。どこか日本の昭和初期を思い出すような懐かしささえあったし風情もあった。
今回はシルクロードから帰ってから上海に向かったこともあり、いつもとは違う凄い大都会というイメージを強く感じた。とにかく道路は4車線で、建物はここ数年、形も色も多様化して華々しい街になった。特に夜の上海はネオンを見ているだけでも心がわくわくして東京にはない色気があった。私たちが初日に食事をした"1221"
は小さな店だったが、お客さんもフランス人、ドイツ人といろんな国の人たちがいて、ここが中国かと思うほど賑やかで、どのメニューも味にくせがなく何をいただいてもすいすいとお腹に吸い込まれていった。それに紹興貴酒を飲むごとに食欲も増した。盛り上がった夜は時計を見ると11時を過ぎていた。
2日目は繁華街にあるBUND18の"BAR ROUGE"という上海の夜景が一望に見える店だった。まさに映画を見ているような時間の流れで、ここでも紹興貴酒が場の雰囲気を楽しませてくれた。
稲越功一
プロフィール
写真家 稲越功一 Koichi Inakoshi 1980年講談社出版文化賞受賞。国内、海外で多くの作品集を出版、展覧会を開催する。『男の肖像』『Ailleurs』『三大テノール日本公式写真集』『アジア視線』など作品集多数。2005年、松尾芭蕉生誕360周年記念企画として、『芭蕉の言葉』(佐佐木幸綱共著、淡交社刊)を出版、写真展『芭蕉の風景』(銀座・和光ホールにて)を開催。現在、NHK『新シルクロード』取材に参加中。
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